||||| はがし続けてきた足の爪 |||

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 20代前半、休みの日はほとんど野山にいました。日本アルプスなど登山が目的の人たちは、鍛錬・訓練のために山を歩くのでしょうが、当時から小学生を対象とした自然観察のためにでしたから、田園や低山がフィールドでした。「キロ時間」と言い慣わして、1キロの道程を1時間かけて歩くのが目標でした。これはかなりゆっくりで、時には立ち止まってしっかり観察することが求められました。『兵庫の山やま』(1968年発行)の故・多田繁治さんと一緒に山歩きしたときは、待ちきれなくてサッサと先を歩いていかれたことを懐かしく思い出します。

 野山をうろうろしているときは、だれでもはいている運動靴で十分なのですが、塩屋から宝塚まで六甲山全縦走をしたときは左右の足指、対照的に親指・人さし指・中指とあわせて6本の爪で内出血し、めくれてしまいました。

 神戸市から三田市を南北に歩き、篠山まで歩いたとき(三田市内の武庫川河川敷で野営)、永沢寺(当時は「永澤寺・ようたくじ」が読みだった)の脇をとおりやっと田園に出て畦に腰をおろし小川に疲れた足を水につけました。気持ちよかったのは束の間、親指が瘭疽(ひょうそ)になってしまいました。この水路に足をつけたのが原因かそれ以前か、定かではありません。篠山からバスで神戸に帰ることになりました(目標は日本海でした)

 足の運び方が悪いのが主因と思うのですが、今になってもなお足の爪に色の変わったところがある。今に至るまで数えて10枚以上は、はがしてしまった、という話になるでしょう。

2021.2.5記す

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