||||| 万単位の歴年、その”文化”交流とは |||

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 「京都大や国立科学博物館などの国際研究チームが、絶滅した旧人ネアンデルタール人と現生人類(ホモ・サピエンス)が共通の文化を持っていた可能性があると発表した。」(読売新聞オンライン 2026.7.7)
 記事は、《「……〔略〕……どのような背景があったか不明だった。共通の価値観を持っていたのではないか」と話した。〔京大准教授の話〕》で結んでいる。
 記事中、「新しい地層(約4万7000~5万9000年前)から現生人類の歯、古い層(約5万9000~7万7000年前)」とあり、新しい地層にはホモ・サピエンスが、古い層には旧人ネアンデルタール人が対応する。
 考えてみてほしい。21世紀のいまのわたしたちと1万年前の旧石器時代の人類とで「共通の文化」とは何であろうか。「文化」という小学高学年でも議論に参加できる言葉(用語)を、1万年をへだてて論じられるのだろうか。末尾の学者が言う「共通の価値観」ならまだわからないでもない。学術成果を正当に評価する(受け取る)とき、その発表の最初からフィルターがかかっているような報道に疑問を感じてしまった。


 テレビの音声をきくと、「文化的な交流」というコメントがあった。これの意味も同様、わからない。アルタミラ洞窟や日本国内でも壁画古墳に文化的刺激を受ける現代の芸術家はいるだろう。そういう意味の「交流」だろうか?

2026.7.7記す

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