今井照『自治体は何のためにあるのか』岩波新書 2025年
p167
//集団で暮らせば、そこに必ずガバナンス(統治)が必要になります。ガバナンスを維持するためには、何らかの権力(政府)が不可欠です。つまり、権力のもとに地域社会が成立したのであって、自然村と呼ばれるような非権力的な地域社会が、歴史上リアルに存在していたわけではありません。//
p167
//現在の自治体は、こうした歴史的な存在の上に、概念上の存在を覆いかぶせることで成立しています。つまり、歴史上、常に権力機構であった自治体に対し、市民が自治体をコントロールするという理念を追求しているのが、現在の自治体という制度なのです。その間を媒介するのが、民主主義という仕組みであり、市民自治という考え方です。//
2026.7.10記す
