世界観を育てる「散歩」

 子ども時代によく遊んだ場所を訪ねたとき、(こんなに近かったのか!)の思いをしたおとなは多い。幼児・小学生は、その行動半径が世界観だ。世界の広さを感じるということは、文化とその価値を身につけるということだ。園庭が広くて魅力のある場所であっても、園から飛び出すことが大切なのだ。
 子どもの列に車が突っ込むという痛ましい事故が起きている。事故を回避する責任は引率する側にもあるのだろうか。車と人が交差しないまちづくりを求めたいが主張するに留めよう。

 3歳児は、どれほどの距離を歩く・歩けるのだろうか。500メートルがやっとで、親子で歩けば抱っこをせがむだろう。一方で、2キロの山道を歩く幼児に出会ったこともある。散歩のもつ意味は深い。
 散歩で列をなすとき、前方と空きすぎない適度な間隔で歩いて欲しい。これがなかなかむずかしい。自分が遅れている、空きすぎた間を詰めようとする動作を、5歳児クラスは出来るが、4歳児クラスでは乱れがちだ。このことは「他者/自己」と関係するのかもしれない。不注意から列が乱れるのではなさそうだ。

(参考)子どもの、行動半径と世界観

2021.1.8記す