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0.2秒(200ミリ秒)は、どれほど短いか?
「あっ」という間、瞬間的な短い時間だろうか。0.2秒は、「あっ」という間より”さらに短い”。
毛内拡『面白くて眠れなくなる脳科学』
p180 //無意識に動作をシンクロさせるのには、0.21秒しかかからないという報告もあります。//
つまり、意識にのぼる前に「気づき(無意識)」、「あっ」と思う動作(意識)に結びつく。
明和政子『心が芽ばえるとき』NTT出版
p99 //誕生したばかりのヒトの赤ちゃんの心は混沌としている。他者をコミュニケーションの相手、つまり社会的な存在としてはいまだ意識していない。しかし、生後2カ月を迎える頃、ようやく赤ちゃんはこうした意識を持ちはじめ、他者と向きあうようになる。//
p100 //ただし、生後2カ月目に赤ちゃんがいきなり賢くなるというわけではない。そうした意識を持つに至るには、当然ながら、生まれてすぐに始まる他者主導の見つめあうコミュニケーションが基盤となっているに違いない。最初は自分を見つめる目を自動的に検出するレベルの応答にすぎなくても、その反応に他者が積極的に応答することで、他者についての社会的なイメージが赤ちゃんの心の中に浮かび上がっていく。「他者の世界」が、しだいに作り上げられていくのだ。//
ここでは「生後2カ月」だが、生まれてまもないあかちゃんが0.2秒で表情を読み取る(「自動的に検出するレベル」に相当か?)という記述を何かで読んだ。
自身(あかちゃん自身)の”発見”は表情に表れる。それを母がうけとる。//「他者の世界」が、しだいに作り上げられていく//というストーリーが成立する。
生まれたばかりのあかちゃんに始まり、おびただしい関係を積み重ねて、今のわたしたちがある。
◇
なにが言いたいかと言うと、人類の起源に遡った場合、0.2秒の原理は起源由来だろうと思えてならない。AIは優秀かもしれないが、人間には0.2秒の優秀さがあり、AIはエネルギーを消費するが、人間の脳は格段に省エネルギーだ。
2026.8.15記す
