スギやヒノキは林や森をつくります。神社では巨木(きょぼく)といえるような大きなスギやヒノキをみかけることがあります。そのヒノキの仲間で、ヒノキと同じくらい大きくなるアスナロという木があります。「アスナロ」という名前は「あすはヒノキになろう」と思いながらヒノキになれなかったという伝説からきたそうです(確かかどうか、わかりません)。しかし、アスナロはヒノキに負けず劣らず大きな木です。漢字で表すと、檜/ひのき、翌檜/あすなろ、となります。
ヒノキとアスナロは、ぱっと見、よく似ています。けれど、葉を比較するとずいぶん違うので見分けは簡単です。葉をひっくりかえして裏を見比べると、違いはもっとはっきりします。ヒミツの文字があるからです。
下の写真を見てください。写真は、葉の裏を比較したものです。白い模様があります。白い模様は文字に見えます。ヒノキはアルファベットの「Y」。そして、アスナロは、ヒノキより小さい(そんなことはありませんが……)から「小」という漢字になっているのです。
2019.5.31記す