斉藤淳『10歳から身につく問い、考え、表現する力』

  • 斉藤淳/著
  • 『10歳から身につく問い、考え、表現する力』
    • 副題:ぼくがイェール大で学び、教えたいこと
    • NHK出版新書 2014年

p14
 10歳といえば、四則演算や漢字をひと通り覚えて、そろそろ抽象的な思考ができるようになってくるころです。家族や友だち、先生とのかかわりのなかで自尊心も育まれます。そんななかで、身の周りのできごとと社会で起こっていること、自然現象がつながっているということもわかってきます。学問の本質を直観的に理解するにはもう十分な年齢といっていいでしょう。

p16
(著者が中3のとき、県内一番の成績だったのに、数学だけは極端にできなかった)
 小学4年生の計算ドリルを買ってきて、わからなくなったところまで戻ってやり直しました。
※この方法は、だれもが試して上手くいくとは思いません。時間を戻すと、余分な学習時間を確保する必要があり、「計画=期待」と「実際」は異なります。著者は学習する時間に負担を感じない訓練が出来ていて、これを応用して目標を達成したということでしょう。

p16(上の続き)
 結局のところ、私は後々数学が好きになり、大学以降も勉強しました。

※「苦手」=「不得意」と限りません。苦手を意識することは、関心の強さが隠れているということかもしれません。得意なことを伸ばせばよいという助言は間違っていないと思いますが、隠れている才能を第三者に見つけてもらったり、自ら発見することは、人生を変え幸せをみつける方法かもしれません。

p21
専門分野で画期的な成果を上げるためにこそ、広い分野に関心を持つことが必要だ

※「教養」は、浅く広くでなく、広く深くを気持ちだけはもっておいたほうがよいでしょう。

p21
 将来、どのような専門分野に進むことになっても、社会に出てからも役に立つこと。それは世界共通の学問のルールを知っておくことであり、どんな学問をするためにも必要な「問う」「考える」「表現する」力を養っておくことです。
 そしてその準備は、できれば早く、10歳くらいから始めるにこしたことはないと思います。

残り、まだあります。
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2021.5.15記す

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