||||| 帆塾通信 87 : 2022.1.21 臨時号 |||

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豊か 幸せ 満たされる

=-= Letter 1 ¶ 1/30例会 あわじ行きを中止します。

 延期ではなく一旦中止にします。新型コロナ感染再拡大のためです。淡路に渡る船は大型で空いているのですが、JR線が心配です。第6波の感染は小学生にも及んでいます。子どもが感染すれば、家庭内感染を避けるのは困難です。症状が軽症で経過するとか、今回の波は早くに収束するのでは?という見方もあります。私もですが、みなさんの近辺にも感染が及んでいるのではと推測します。収束までが短期間とするならば、なおさら回避の道を選択しようと思います。
 例会の再開は改めてお知らせします。

=-= Letter 2 ¶ 興味ある本(著者)に出会いました。
能勢博『もう山でバテない! 「インターバル速歩」の威力』

 ハウツー本だろうと思い、さほど期待せず、エッセンスを参考にしようと読みました。ところが、文書は上手いとは言えませんが、著者の真剣さ・思いが感じられ好感をもちました。
 この本でいう「山」は2000メートル級以上が対象で、私とは縁遠い。登山技術は低山と違うところ多いなあと思いました。しかし、エッセンスは多々ありましたから、そこは応用できます。
 著者は、生理学かつスポーツ医学の専門家です。アスリートだけでなく私のような老人にも役立ちます。ただし、これも内容をよく読み取り、自分用に役立てるには工夫がいるようです。

 経験的に1万歩歩いても効果がみられないことは気づいていました。そのことの謎解きも出来ます。その解決法がインターバル速歩にあったのです。この歩き方を実践して1か月ほどになります。効果、表れています!

──ここで紹介したいのは、以下の結語にあった文章です。そっくり引用します。──

 文明の進歩によって、私たちの生活はたしかに豊かになりましたが、その豊かさを傍受するために、ある意味、窮屈な人生を強いられているように思います。そこには、自らの人生を問うような真剣さはありません。
 そこで登山です。
 私たちは登山をするとき、何故こんなにしんどい思いをして登山をするのか、と真剣に考えます。危険な目にあえば、どうすれば助かるのか、自分の頭で必死になって考えます。そして、無事に山から下りてきたとき、一瞬にして登山をした仲間と心が通い合った充実感を味わうことができます。
 こうした体験こそ、どんなに文明が進歩しても、生活がいくら豊かで便利なものになっても、私たちが生きていることの証だと思うのです。

──以上

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