水木しげる
絵本『水木少年とのんのんばあの地獄めぐり』
マガジンハウス 2013年
ぼくはのんのんばあに連れられて
家の近くの”正福寺(しょうふくじ)”に行った。
そこはとてもオソロシイ
絵があった。
チョウが飛んでいると、子どもはそれを追い、カエルをつかまえると持って帰りたいという。ザリガニが手に入ると飼いたい。
「死んだらどうするの? お世話できるの?」とおとなはいう。説教の世界になりやすい。しかし、水木少年はお寺の絵に学んだという。
いのちあるもの、いずれ終末を迎える。おとなは、飼えるかしらと思ってしまうが、子どもは飼うが優先してしまう。この絵本を見せたら、さてどうなるだろう。
2022.6.14記す