||||| 帆塾通信 100 : 2022.8.1 |||

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豊か 幸せ 満たされる

=-= Letter 1 ¶ 東北をクルマなしで

 運転免許証をいずれ返納しようと思っています、もう少し遠い日ですが……。そうなっても石巻に行ける方策を検討しておきたいと思い、歩いて行く試みをしました。東北本線の小牛田駅。「こごた」と読むのですね。初めて知りました。穀倉地帯の広大な田園風景に溶け込んで開拓地のようにとても広い敷地。びっくりしました。小牛田から前谷地(まえやち)へ。BRTというバス輸送に乗り換え、陸前戸倉駅で下車。リアス海岸沿いに南下。山が海に落ち込んでいるので上り下りを繰り返す。歩いている道は震災後に整備されて新しい。海岸近くの旧道が見える。郵便屋さんがバイクで集落をめぐる。この郵便屋さんと何度も出会った。歩いているのは私だけなので、とうとう最後に郵便屋さんが会釈してくださった。神割崎(かみわりざき)に辿り着いたところで泊めていただくSさんが「風呂に入れ」とクルマで迎えに来てくださった。

=-= Letter 2 ¶ あかちゃんの寝返りがヒントに

 生まれてしばらくののち寝返りをうつ。寝返りにも力が必要だろう。やがて這い這いをする。重い頭をあげる。つかまり立ち。まっすぐに立ったほうが頭を持ち上げるよりラクでしょう。そして、ひとり歩き。
 ふらつきながらも歩き、倒れてしまったら、這い這いとつかまり立ちを繰り返す。1歳半ほどになると、ふらつきながらもこけなくなる。段差のあるステップを1段なら、あがったり下がったりする。左脳ではなく、どうやら右脳の発達が実現させているのでは?というのが、最近の学習で辿り着いたことです。
 3歳を超え5歳までさらに発達を続ける。これが、百段の階段を登り切れる秘密ではないか? 筋肉モリモリの子はいない。あかちゃんのときに身につけた体幹を維持し続けている。そう解釈しないと納得できない。彼らは右脳の働きで歩いている。
 ところが、小学校に行くことで学習や評価が重んじられるようになり、左脳の働きが右脳を勝るようになる(と、思えてくる)。知恵が優位になり、筋肉でことを為そうとする。
 この思考に辿り着いたところで、躰道(たいどう)のK先生に気仙沼で出会った。からだの軸だけで為す武道を見学した。K先生にもあかちゃんの寝返りの話をして興味をもってもらいました。

=-= Letter 3 ¶ 帆塾例会

 暑いですね。暑中お見舞い申し上げます。
 コロナ7派の波が医療逼迫とともに現実味を帯びてきました。どうなっていくのか正直不安です。2類から5類への誘導が、世論作りに仕掛けられているようにも思います。このような状況下でも、基本的な感染予防対策をしておくことが私たちにできることと思います。
 暑いのとコロナとで再開可能が気になります。10月になるとアサギマダラという海を渡る蝶が六甲山麓に飛んできます。これを見に行きたいなあと思っているところです。

=-= Letter 4 ¶ 連載==「豊かさ」を問う 連続思考(15)

失敗とつまずき

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