||||| ある発達心理学者への疑問をきっかけにして |||

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 つい先頃、保育系専門A誌の特集記事(大学教授/女性)B氏執筆を読んで違和感をもった。氏は研究職だから学会に属しているはずだし、論文や関係分野の書籍は十分に読んでいるだろう。私の知見など及びもつかないことは明らかだ。にもかかわらず、違和感は強かった。乳児1歳に感情があったり、5歳児にも通ずるようなコミュニケーション力を想起させるような記述が随所にある。記事全体で指摘していることは同意できる。つまり、読者の理解力におもねている。プロフィールに「臨床発達心理学」が専門とあった。臨床というからには現場に通じていると思われる。そこで端と思った。「心理学」がわざわいしているのでは……? アカデミックな思想に支配されているのでは……? そこで考えた。「発達心理学」を読み換えるとすれば……。

 「乳幼児発達学」と思いつき、ネット検索したら「乳幼児発達論」を見つけた。北海道大学教育学部に乳幼児発達論という名称の講座があった。その講座名由来に「心理学に閉じない総合的な発達研究を志向してきた」とある。そうなんだ……と思ってしまった。(若かったらここで学びたい……)

2022.9.7記す

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