DevelopmentのDは、日本語で考えるにあたって「開発」をあてることが標準になっている。戦後復興の経済高度成長期を経験してきた年代(私もそうだが)は”近年”の低成長にいらだち”開発”を志向する向きがあるのかもしれない。この場合は対立する概念になっている。
SDGsは国連が提唱している目標だ。日本は世界の一員にすぎない。地球人類が存続するために、幸福を追求するために、必要な目標としている。そのための「開発」であろう。ということは、インクルーシブと同じ意味として捉えてよいのではないかと思う。「誰一人取り残さない」のフレーズは、インクルーシブそのものではないか。「開発」とは、インクルーシブな社会の実現に進む──ということだろう。
2022.12.14記す