||||| その名は、「マムシグサ」|||

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テンナンショウ、別名マムシグサ。神戸市北区で2019.11.10撮影

 植物の観察では、花を愛でるだけでなく、匂いをかいだり、味わったり、手もとに引き寄せたり、いろいろと試します。
 かつて20代、植物学者(故)堀田満先生に「その赤い実を食べてごらん」と言われ、すすんで1つを口にしました。
 味わうにはルールがあります。まず1粒または少しだけを口に入れ、すぐに呑み込まずしばらく入れた状態を保ちます。「あまい……」と思った……。その時間、1秒、2秒。すると、針千本の形容にふさわしく口の中が麻痺、猛烈に痛い! しゃべられない。やられた!と思ったものです。その名を「マムシグサ」と初めて体験とともに知った。これはあだ名で正式名は「テンナンショウ」。

 この学びを機会に、毒イコール無視=恐れるではなくこうした実行=体験も含めて「知る」ことを覚えました。ルールを守れば、こうして話題にできます。ただし、軽々に試すことは危険です。体調、アレルギーなど個人差が当然あります。繰り返し試すことはほかの種でありますが、マムシグサは、もう二度とやりたくないなあ!

2019.11.11記す

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