幼児が保育で夜を体験できるのは、お泊まり保育だろう。日没時刻を事前に確認しておき、おひさまが沈んでいく景色を楽しもう。数分で体験できるので、お勧めだ。
昼と夜の自然観察は幼児には無理がある。夜は危険が増えること、変化やその比較は荷が重い。変化を楽しむ程度にしておきたい。〈昼と夜〉と題した理由は、このような対照を多くとりいれるとよい。
- たとえば、……
- 葉の〈表と裏〉
- 木の肌の〈ツルツルとザラザラ〉
- 森のなか〈明るいところ、暗いところ〉
- スズメとハト〈歩くとき、足をどうしているかな?〉
- 〈山の頂上から見える景色、谷は水が流れている〉の体験
- 仰向け(寝転ぶ体位が肝要)になって空を見る。※視点を変えてみる
視点を変えることで、フィールドの活用が倍加する。いのちの多様性を感じとることは〈他者〉の存在を認めることになり、そのことが〈自己〉の発見にむすびつく。〈自己の発見=内言〉を蓄えておくことは、未来に、飛躍を約束するだろう。
2021.1.8記す