野外体験活動保育計画 ── 花緑命水

 「散歩」は計画の対象外。「世界観を育てる〈散歩〉」にその必要を記したので、3歳児をメインで計画、実行されたい。ここでは、4歳児と5歳児を念頭においた計画になる。
 野外活動の目的は、マニュアルに示した「五感/生命(いのち)/共感」だが、これを実現させるには具体的な行動目標が必要だ。経験豊富なスタッフが担当するだけでなく、日頃から子どもたちの性格などを知り尽くしている担任保育士らとの共有が大事だ。

 私は過去、中国人指導者に、保育における野外活動をどのように説明すれば習得しやすいだろうか思案し、漢字1文字で表現することに辿りついた。《花緑命水空香風食色星火光》12の漢字で、子どもの発達に必要な要素が表現できる、と思う。
 4月に花をあて、3月に光をあてている。4月に桜の花が開きやっと暖かくなってくる。草木の芽吹きが盛んになり、常緑樹は落葉盛んとなり新緑の季節となる。毛虫がぞろぞろ這い出てくる頃、野鳥は子育てに忙しい。命が育つとき。── というふうに、考えた。季節は進み、2月は寒い。だから、火が欲しい。寒い中でも日中の時間が長くなり、太陽(光)は地を暖める。進級、進学の季節、光が感じられるときだ。

 子どもはの如く輝き、枝葉のが伸びる如く育つ。森でを育む営みがあり、清きは音を放つ。高くまでりを届けるに誘われ天地を旅し、遊び、べる幸せ。変化自在のに気づき、さらに求めて夜空を仰ぐ。天空あまたのは太陽を産み、燃え盛ると為し子どもを育つ。


 該当する月とそれに対応する漢字に拘らなくてよい。通年でかまわない。ただし、それだと散漫になって忘れたり身につきにくいので、たとえば、6月には「命」を考えようと意識するのがよいかなと思う。

(参考)はじめて出会う〈ともだち〉自然:いのち( まとめ )

2021.1.9記す