しゃぼんだま

※このページは、書きかけです。
今後は、直上の、産業界の安全基準を尊重しつつも、保育の現場で使用するものとしてはこの基準だけに頼ることなく、誤飲事故を防ぐことを目的として、より安全な液体を求め、かつ、吹き具その他についても安全の観点から執筆予定です。

はじめに

子ども(幼児)に「しゃぼんだまで遊ぼう♪」と呼びかけると、「やりたい」と小躍りします。その様子から、しゃぼんだまで遊んだことがある経験をうかがえます。1、2歳の子どもの目前にしゃぼんだまが現れると、両手をさしのべてしゃぼんだまをさわろうとします。丸くて、ふわふわ飛ぶしゃぼんだまについて行こうとします。

しゃぼんだま遊びを、安全で楽しく遊ぶにはどうすればよいか、考えてみましょう。

  • 子どもの年齢と、しゃぼんだま遊びの関係
    • 0歳児は対象外。安全面からも不適当。
    • 1、2歳児は、見て遊ぶ。
    • 3歳児…液を吸ってしまう可能性あり。見て遊ぶの範疇。
    • 4歳児…十分に遊べる。しかし、液を吸うことはまだあり。
    • 5歳児…十分に遊べる。飛ばし方に工夫ができる。液を吸ってしまうこともある。
    • 6、7歳児(小学低学年)…5歳児に同じ。

しゃぼんだま「液」の安全性を考える

「しゃぼん」はポルトガルから伝わってきた言葉で「せっけん(石鹸)」のことです。せっけん(しゃぼん)の玉 → しゃぼんだま。せっけんは、汚れを洗い落とす働きがあります。洗う場合、「せっけん」ではなく「合成洗剤」を使うことがあります。

「せっけん」は、動植物の油にアルカリ性の薬剤を添加して作ります。化粧品の原料としてよく使用されるグリセリンは、せっけん製造過程で分離されて生じます。せっけんの歴史では、動物を火であぶったとき動物の脂がしたたり落ち、燃えて生じた灰(アルカリ性)と混ざって人類に発見された、とされています。参考リンク 石鹸の歴史(生活の科学社)

せっけんの働き(洗う用途=洗剤)に似たものとして「合成洗剤」が開発されました。せっけんを軟水で使う場合は問題ありませんが、硬水だと金属せっけんが生じて洗浄力が著しく落ちます。日本は軟水ですが、ドイツは硬水のため合成洗剤が開発されたという経緯があります。(この箇所は出典根拠を探索中) このことから、狭義としては、せっけんは洗剤に含まれません。同じ用途・働きであっても、せっけんと洗剤(合成洗剤)は似て非なるものであり、合成洗剤は環境汚染物質です。合成洗剤はからだに侵入すると毒性を生じます。液を吸ってしまう可能性のある幼児が使用するしゃぼんだま液は、合成洗剤ではなく「せっけん」を原料とするものを使用するべきでしょう。

しゃぼんだま液の成分で「界面活性剤」と表示されていることがあります。ドレッシングをつくろうとして、サラダ油・酢・しょうゆ・酢などを混ぜ合わせますが静置すると油が分離して上に溜まります。このように油は混じりにくいものですが、界面活性剤を加えると分離しなくなります。食品に加える添加物としては、界面活性剤と同じ働きをする「乳化剤」と表示されます。

混じらない水とアブラ(界面)を混ぜ合わせる(活性)働きをするのが界面活性剤です。せっけんや合成洗剤は、界面活性の性質があります。せっけんや合成洗剤を溶かした液に汚れ(油分)た衣服などを浸すことで、界面活性の役割で汚れ(油分)が取り出され、本来は混じらない水と混じり、排水することできれいになるのです。

ここで、全国シャボン玉安全協会のホームページで、しゃぼんだまの安全基準をみてみましょう。次表は、「液」に関する部分です。

注(1)石鹸分は除く
注(2)直接口にくわえて吹いてシャボン玉遊びをするもので、吸引できない構造のもの
注(3)1容器当たりの容量

日本玩具協会の安全基準(STマーク)を取得するには、液体については上表の基準を満たすことが必要ですが、界面活性剤の項目では「石鹸(せっけん)」が除外されています。このことから、市販されているしゃぼんだま液の成分は合成洗剤だろうと推測されます。

2019.5.31記す