タンポポだいすき

 草原(くさはら)で黄色い花をみつけると、幼児は「たんぽぽ」と声をあげる。植物名としては〈タンポポ〉でなくても、子どもには「たんぽぽ」なのだ。
 まちなか、住宅地、どこでも咲いているタンポポは、子どもが最初に出会う名前のある野の花だろう。
 (ああ~それはタンポポじゃないよ)なんて、そんな野暮なことを私は言わない。区別することに意味がわかるようになるのは小学生も高学年からだろう。
 綿毛をフーッとすれば宙に舞う。綿毛をつけるまでに太くなった”茎”は笛になる。
 タンポポがたくさん生えている草原から小鳥が飛び立つ。タンポポが大好きで、先程まで実をついばんでいたカワラヒワだ。
 たんぽぽにはヒミツがいっぱい。おもしろい!

 (上の写真) 幼児は「たんぽぽ!」と声を上げます。でも、ブタナという名前のお花畑です。外来種で、こうした景色はどこでもよく見られます。

 タンポポは、葉っぱを地面にぺったりひろげていて、その真ん中から茎(茎ではなく花茎=かけい=という)にみえる先に、”枝わかれ”しないで花を〈1つ〉だけを咲かせます。
 ブタナは、花茎が”枝わかれ”しています(上の写真で、赤い○印)

  • 参考にしたい本
    • 平山和子『たんぽぽ』福音館書店 1992年
      • かがくのとも絵本

2020.5.13記す