||||| ガラスの民 1945~1955 |||

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 戦争に敗れて、なぜこんな戦争をしたのかと問い、新しい憲法を掲げ、二度と戦争をしないと誓った。食糧に満たされ、夢をもち、未来に期待する日々があった。豊かになりそうな予感がした。取扱注意のガラスのような日々だったが、ガラスのように透明でもあった。
 そんな10年が、あったみたい……。

1945.8.14 ポツダム宣言を受諾。敗戦。
+ 日本国憲法 1946.11.3公布
+ 朝鮮戦争が起きる(1953.7.27 休戦)1950.6
+ 警察予備隊が創設される。1950.8.10
++「保安隊」を経て「自衛隊」に改編される。1954
+ 第五福竜丸がビキニ環礁で水爆実験の「死の灰」を浴びる。1954.3.1
++ 久保山愛吉、死亡。1954.9.23
++ 新藤兼人監督による映画「第五福竜丸」が公開される。1959
1955.8.6 原水爆禁止世界大会が広島で、9日長崎で初めて開催される。

参考

内山節『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』講談社 2007年
岩村暢子『変わる家族 変わる食卓』勁草書房 2003年
小熊英二『〈民主〉と〈愛国〉』新曜社 2002年
一番ケ瀬康子・泉順・小川信子・窪田暁子・宍戸健夫『子どもの生活圏』NHK出版 1969年
宇沢弘文『自動車の社会的費用』岩波書店 1974年
暉峻淑子『豊かさとは何か』岩波書店 1989年
松谷みよ子『民話の世界』講談社 1974年
新藤兼人映画「第五福竜丸」1959年

2022.10.30記す

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