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YAMADA,Toshiyuki

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魯迅(1925年)賢人と馬鹿と奴隷

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(参考リンク)現代の奴隷制を魯迅の寓話から考える 『賢人と馬鹿と奴隷』

2020.3.24記す

北風と太陽

 北風と太陽がどちらが強いかで言い争いをした。道行く人の服を脱がせた方を勝ちにすることにして、北風から始めた。強く吹きつけたところ、男がしっかりと着物を押さえるので、北風は一層勢いを強めた。男はしかし、寒さに参れば参るほど重ねて服を着こむばかりで、北風もついに疲れ果て、太陽に番を譲った。

 太陽は、はじめは穏やかに照りつけたが、男が余分の着物を脱ぐのを見ながら、だんだん熱を強めていくと、男はついに暑さに耐えかねて、傍(かたわら)に川の流れるのを幸い、素っ裸になるや、水浴びをしにとんで行った。

中務哲郎訳 『イソップ寓話集』 岩波文庫 1999年

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