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「だまされたい」と思う者はいない。
だまされぬよう、ヨウジンする
── どうやって?──
だまされない処し方は、だまされてみることが最も確かな方法ではないか。
だまされないよう身構えるのでなく、「まず信用しよう。この人にならだまされてもかまわない。」そういう信頼関係をつくりあげようとする心・実践が先行してもよいのでは──と、考える。リスクの少ないときから、信頼関係を築く訓練が必要だろう。
マシュー・リーバーマン『21世紀の脳科学』
p190
//「自分とは誰なのか」という自己感は、社会的につくり上げられたものであり、そのプロセスに関わっているのが内側前頭前皮質なのである。//
同p219 ※内側前頭前皮質……前頭前野の一部。プロードマン10野。
//内側前頭前皮質はトロイの木馬のように働く。私たちは社会の信念や価値観を取り入れて、自分自身でもまったく気づかないうちに、”心理的な侵入”を許してしまっている。//
福岡伸一『動的平衡』p25-60 脳にかけられた「バイアス」
…人はなぜ「錯誤」するか… 直観と直感:ひらめく:DMN
p338
//私にはわかる。豚は心を痛め、泣き、感じ、誰かと意思疎通し、複雑な社会問題を解決し、こういったこと全部を頭の中で考えるようにできているのだ。豚は自分たちの文化を持っている。//
「なにもしない」ということの意味
だますテクニックは、脳を狙う
知性 / 知能、何が違う?
「正しい」というおかしさ。
幼児に「正解」は無用。
「知ってる?」の問いは、嘘の体験を誘発する。
「正しい」を疑う
- 「真実」を排し「真理」を採る
- 「科学的」というからには……
- 「ほんとうの」で形容することの意味
- 説得しようと思う余り、自身の持ち時間不足に焦りを感じて、あるいは口癖になってしまっていて、「ほんとうの○○」と言ってしまう。「ほんとうの……」を耳にしてしまうと「ホントかな?」と思ってしまう。「ほんもの」にも通じる。
- 納得と説得は違う
- 八ツ塚実さんに教わった。説得は上記(2)のように自身の論理に引き寄せたい気持ちがさせる行為。納得は、相手の立場になり、どのようにすれば相手にわかってもらえるか工夫しようとしている。
- 《りんご2つ+みかん3つ》課題
- 「こたえは一つ」とは限らない
- 書き順 vs. 筆順
- //筆順は書き順ともいう。むしろ書き順というほうが、これからの日本語としては望ましい。//貝塚茂樹ら編『角川漢和中辞典』
- 伊丹万作「戦争責任者の問題」1946年
- //私はさらに進んで、「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」ことを主張したいのである。//(伊丹万作)
- Franck Pavloff : Matin brun 『茶色の朝』
- 安野光雅『ふしぎなえ』福音館書店 1971年(月刊絵本「こどものとも」1968年)
- 錯覚を絵画表現にしているとわかっていても不思議
- 魯迅(1925年)賢人と馬鹿と奴隷
- 絵本『星の使者』……ガリレオ・ガリレイの生涯
- 作絵/ピーター・シス 訳/原田勝 手書き字/大川修
- 1997年 徳間書店 ISDN978-4-19-860782-1
- 〈真理を求める〉は、どういうことか
- 米本和広
- 斎藤貴男『カルト資本主義』
- 民間医療を考える
- A.ビアス『新編 悪魔の辞典』岩波書店 1983年
- たとえば、記念碑……//記念する必要がないか、あるいは記念することが不可能なものを、あえて記念しようとする意図から建てられる建造物。//アンブローズ・ビアス(1842-1913)アメリカのジャーナリスト。
- 「神経神話」:学習ノート
2024.5.8Rewrite
2019.6.23記す