このことを最初に思いつき実践したのは、1970年代、自然教室の組織づくりのときだった。20代の若い集団だった。仲良しグループがすぐに出来上がる。リーダーが育てば、3人ごとに担当地域を分けた。不満も出た。自信がない、せっかく仲良くなったのに……。1つの地域グループで子どもたちは80人ほど集まった。わずか3年ほどで6地域になり500人ほどの大きな組織になった。
当然、責任感の強いリーダーシップも育つ。それが安全を担保することになる。
2人だと余裕がない。4人だと、2人ずつの仲良しグループに分かれてしまう。3人がちょうどいい。だから、何事か組織を動かしたいと思うとき、3人集まると始動することになる。
4人で囲む列車の座席。2人がしゃべれば2組に別れる。3人がしゃべれば1人が外れる。4人でしゃべると誰かが忖度する。
2021.3.15記す