可能性を限りなく… 子どもに夢を!
=-= Letter 1 ¶ 心理学〈 哲学
哲学が得意な方はいらっしゃいますか。私は苦手でした。10代後半に少しは読んだものの苦手意識はそれからでした。乳幼児の発達を理解したいと思いながら、出会った「間主観性」の意味が長い間わからず、それがここ2,3年で理解する端緒に辿りついたつもりです。一言でいうと(哲学思考は一言の説明を許さないでしょうが)生まれたばかりのあかちゃんは母と間主観性、母子一体ということになります。心理学は19世紀起源でその前は哲学の範疇でした。乳幼児の身心に疑問をもった哲学者(メルロ=ポンティ)が説こうとして提起した言葉が「間主観性 intersubjectivity」だったようです。母子理解の鍵が哲学とは思いも寄らないことでした。最新の科学では、認知科学が脳生理のしくみを明らかにしつつあります。そんな中にあって、”人間的な”(歴史的な)思考の哲学を見直したいと思うようになりました。
=-= Letter 2 ¶ オリンピックが終わった
1964年のオリンピックのとき、私は中学生で、当時の興奮を今も覚えています。しかし、戦後生まれなので戦争を知りません。昭和時代を夢みた人たちが演出したと言われる今回のオリンピック。今の若い人たちの、子育て世代の思いはどうなんだろうと思います。前のオリンピックは戦後復興の証でした。今回は?
東北大震災からの復興を世界に知らしめるようなことを言っていたような気がするが、非常事態宣言下の開催となり、足もとに火がついたような状態。コロナのパンデミックは温暖化やグローバル経済が影響していると思うが、オリンピックは何もメッセージを出していない。平和を象徴するのであれば、SDGsに関するメッセージなど子どもたちの未来につながるオリンピックであって欲しかった。メダルの数に一喜一憂し、強くなることだけが目的ではあるまいと思う。
=-= Letter 3 ¶ 帆塾例会 / 8月22日(日曜日)
- 8月22日(日曜日)実施 雨天中止/予備日なし
- 芦屋川で、さかなやカニ採り
この例会を中止します。長雨と大雨で増水しています。今週も中日に降雨が予報されています。
秋雨としては1か月早いです。梅雨が早かったように、秋雨が長いのかもしれません。稲作は冷害を受けるかもしれません。稲は元来熱帯植物でした。品種改良で北海道でも稲作ができるようになっていますが、8月のこの時期は、田の水をひいて暑い環境にします。しかし、日照が少なく多雨となればいもち病が発生しやすくなり稲作には厳しいと思います。
みなさんと顔を合わせる機会がすっかり減りました。次回は10月17日に芦屋浜と総合公園を予定しています。コロナが少しでも収まって欲しいと願うばかりです。
=-= Letter 4 ¶ 連載:擬育(育てるは似せること)
第2部 子ども期の再生(ルネサンス)実現への道のり
(6) ポケットの復権
- 次の配信は、9月1日を予定しています。
- 発行人: 山田利行(帆塾主宰)
- e-mail: yamada-toshiyuki@19san.com