||||| ジル・ボルト・テイラー『奇跡の脳』読書メモ |||

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  • ジル・ボルト・テイラー『奇跡の脳』
    • 副題:脳科学者の脳が壊れたとき
      • 新潮文庫 2012
      • 単行本 2009
  • MY STROKE OF INSIGHT 2006
  • このページの引用は、新潮文庫による

p145
//熟睡周期の1セッションの長さは1時間半から2時間弱です。もしわたしが1セッションの途中で(騒音や玄関のベルなどで)起きてしまったら、初めから丸々1時間半の熟睡の周期をやりなおさないといけません。//
※ということは──
1.5時間×5セッション=7.5時間
2.0時間弱×4セッション=8時間弱=7.9時間以内
若いときは1.5時間×3の4時間半で正確に目覚めていたので
私の1セッションは1.5時間とみてよいか?

p175
//涅槃ねはん(ニルヴァーナ)//
//「新たな発見」(insight)//

p203
//歩くことがとても重要な日課になっていました。//

p205
//いるべき時にいるべき所にいると実感させてくれる、人生でたまに起きる共時性(シンクロニシテイ)//

p215
//涅槃(ニルヴァーナ)//
※涅槃ねはん

p224
//悲しいかな、わたしたちの社会では思いやりが示されることは滅多にありません。//
※「わたしたちの社会」……アメリカ社会

p261
//わたしの仲の良い友人、カット・ドミンゴ博士が宣言しているように、「悟りは、学ぶことではなく、学んだことを忘れること」だと知りました。//

p288
//「未来の自分のためなら、今の自分を棄てる覚悟がある」
 これは、わたしがいつも電子メールのおわりにつけるアインシュタインの名文句です。//

p290
//「世界を変えたいのなら、わたしたちが変わらなくては」
 このガンジーの言葉は的を射ていると思います。//

p326
//予測できる時間リズム// 大脳の左半球
//靴を履く前に靴下を履く//

p342 解説の養老孟司の文章
//本書を「科学的でない」という人もあるかもしれない。それは科学の定義によるに過ぎない。科学をやるのは脳の働きである意識で、意識は一日のうちのかなりの時間「消えてしまう」ていどのものである。その意識という機能の一部が、科学を生み出す。しかも科学を生み出す意識という機能は、「物理化学的に定義できない」。
 科学的結論なら信用できる。そう思っている人が、いまではずいぶんいるらしい。しかしその科学を生み出す意識がどのくらい「信用できるか」、本書を読んで、ご再考いただけないであろうか。//


 insight/新たな発見とは、右脳の役割。博士が回復したのは、左脳(本人とサポートした人々)の成果? 左右の脳機能が一体化している必要に変わりない。

2022.6.19記す

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