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「科学的」を考えておきたい。ニュートン力学はアインシュタインの相対性理論登場で「古典力学」と呼ばれるようにもなった。2千年以上前の哲学者アリストテレスは、虫やほたるなどは朝露・腐敗した土から自然発生すると考えていたし、人間も最初現れたときは虫の形をしていたという。アリストテレスは「すぐれた観察者」だったそうで、科学的に考えて、そう思ったということになる。(武谷三男『科学入門』による)
産業革命に続いて、現在はIT革命(呼称定まらず)の真っ只中。情報の価値に大変革が起き、学校のありかたや基盤が揺らいでいる。家庭の子育てや保育もこの影響から免れないとわたしは思っている。自動車の無人運転化や安全運行実現が間近とされ、科学番組や報道は”科学の最先端”を伝える。その”最先端”は10年後にはどんな”扱い”になるのだろうか。CO2を吸収するコンクリート技術はけっこうなことだが、太陽光パネルをいずれ大量に廃棄せざるを得なくなるように、地球人口が100億人を超える前に、人類が取り組まなければならないことは「もっとほかにある」と思えてならない。
人文科学・社会科学・自然科学というシマわけについては、その三分類が名称として残っているだけで、アカデミックの世界は、とっくにこだわりを捨てているに違いない。ルターの宗教改革(16世紀)やデカルトの科学思考(17世紀)などを系譜にする話だが、「科学とはなにか」は中等教育あたりでしっかり取り組んでおく重大事であると思う。そうしないと「科学的」という名の下に、とんでもない災いが地球というレベルで起きると思えてならない。
2024.9.1記す
