||||| 自己意識は言語で支えられている。|||

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//自己意識は言語で支えられている。//p164
山田規久子『壊れた脳 生存する知』角川文庫 2009年

//言語を持ったことが、人間の脳の進化を進めた要因であると、実感としてわかる。脳の総合力をいかんなく発揮するために、言語は重要なのだ。//p141

//言葉を失わなかった高次脳機能障害患者には、記憶に裏付けられた自己意識が残っている。それは、言い換えれば、人間としてのプライドでありもする。自分が何者かを知っているから、怒鳴られれば悲しい。ベッドサイドで、どうせ聞こえないだろうとイヤミを言われれば悔しいのである。
 そこが認知症やある種の精神疾患とは違う。もちろんいずれも症状の程度によるだろうが、一番根っこのそこのところがわかっていない専門家が現場にはあふれている。医師にしろ、看護師にしろ、リハビリスタッフにしろ。//p165

(参考)言葉の機能をもつ”泣き”

2022.9.5記す

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