||||| 50年ぶりの再訪 | 六甲山・魚屋道(ととやみち)|||

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2020.3.24

 六甲山、雨ヶ峠付近(標高約600m)。六甲銀座とも呼ばれる登山道(魚屋道)だけあって里山の散歩道みたい。2020/3/24の午後、芦有道路の東おたふく山登山口を起点にし下山ルートを歩いた。だから、西陽が射している。

 コロナ禍で電車に乗りたくないもので自宅に閉じこもっていたためか、風吹岩から芦屋に向けての下山中、足が痛かった(膝ではなく)。翌朝は軽い筋肉痛になった。こんなこと、ここ数年なかっただけに、トシを感じてしまった。丸1か月、山歩きをしてなかったらこんなことになるのだ。登山口14:30~阪急芦屋川駅17:30。
 このルートは20代、数十回はオーバーかもしれないが幾度となく訪れている。本庄橋に巨大な砂防堰堤が出来ていた。

 途中50年前を思い出そうとしたが、まったく憶えていない。邪魔するかのように大きなヒノキが道のまんなかに立っていた。そりゃそうだ、50年も経てば幼木も巨樹になる。かろうじて思い出せたことは、その若いとき、周りの景色や生態を「見ていなかった」だろうことだ。環境系のグループで登山したはずだが、案内人の説明や指導に従うだけで、じつは何も見ていなかった・わかっていなかった、ようだ。
 それが今は、地形が読める。スギ、ヒノキの植林地が拡がる。アセビ(馬酔木)が満開。コバミツは南斜面や日当たりの良いところは満開だったが、ツボミが似合っている。
 山歩き目的は、子ども(幼児を含む)が歩くを前提にした下見を兼ねている。わずかな起伏、見どころ、休憩場所、危険箇所、予測できる子どもの疲労感などだ。山の見え方が変わったのは、そういう目的からきているのかもしれない。

2020.3.26記す

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