「遊べる時間」+「遊び場(空間)」+「遊ぶ仲間、友達」の3つがそろって遊びが成立するという。これを「三間」という。しかしながら、1990年頃から急激にこの三つがそろわなくなり、遊んでいる子どもの集団を見ることが少なくなった。登下校のとき以外、群れている子どもを見ない(都市部 明石市 2023年)
視点を変えれば、あかちゃんが辺りを見まわしたり、指さしで関心事があるかのようにふるまうのは「遊び」だろうか? 泥だんご遊びは「ひとり遊び」の範疇だが、よく観察すると、仲間をつくって泥だんご制作をしている。それで、「仲間」を「人間」と置き換えてみた。だから、「新三間」。
「遊びの成立」を「遊びの発生」に、さらに、「遊び」を「テーマ」に置き換えた。遊びは〈おとな〉になるための大切で貴重な通過儀礼だが、遊びが衰退したことで通過儀礼が不足している〈おとな〉〈子育て世代〉の存在がむしろ一般になっている。社会一般の課題として受け止めるために「テーマ」としてみた。「テーマ2」はテーマの属性である。
時間と空間(つながり)と自己:「心の理論」として
2023.12.15記す