「ハートスケール」はわたしの創案である。1歳4か月から2歳半をハートスケール生成期としている。イメージでは、「あわつぶ」のようなものとしていた。しかしながら、木構造の働きなのかもしれない。

たとえば、「まんま」と一語を発したとしよう。木構造(左図)は分岐を伴い、主語部(分岐)述語部を想定しているが、「まんま」は述語部に相当する(主語部は空語)。「ママ」「ワンワン」と言葉が増え、「いないいない・ばあ」(述語部)の発声は伴わなくても、動作に及ぶ。ハートスケール生成期は間主観性期に相当する。間主観性期は、木構造が成熟過程にあるということかもしれない。

かたちを為したハートスケールは棒状で成長するイメージだったが、木構造の成熟過程という解釈なのかもしれない。「ハートスケールを丈夫にする」という表現は、再帰性と階層性の具体と、説明を変更したほうがよいのかもしれない。
2024.7.30記す