||||| レフ・ヴィゴツキーのいう「内言/外言」の正体 |||

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 ヴィゴツキーの学習理論「発達の最近接領域」の説明において、「内面的発達過程を子どもに生ぜしめ、呼び起こし、運動させる」の事実について「内言が生じる」としている。内言を子どもが認め、行動を導く。自身は気づくが、他者に表現するレベルに達していない。そして、「子どもが今日共同のなかでなし得ることは、明日には自分ひとりでなし得る」とある「明日には」が意味することは、体験を繰り返す動機が生まれ、内言であったものが外言として表現できるということである。学習理論を理解するにあたって、「内言/外言」の説明は明快でない。内言は自身にしか認知できない言葉ぐらいにわたしは認識していた。

※《 3つの体験 》& ハートスケール

 チョムスキーの言語理論「木構造」を学習する機会を得て、内言/外言を木構造で説くことができると、わたしは思った。「初めての体験=感動する体験」で生じる内言とは、分岐端にカタチある言語を生じさせていない(空語の状態〈主辞が不在〉)分岐構造の発生を意味するのではないか。そして、時間の経過とともに体験を繰り返し、分岐端に言語(主辞)を得る(感動体験を表現できるようになる)。

 体験とは、木構造の要素、分岐構造のひとつを得ることである、と言い換え可能だ。

2024.7.19記す

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