||||| 4+通信 156 : 2024.12.1 |||

Home > 4+
……> 通信バックナンバー > 前号次号

=-= Letter 1 ¶ 「あまえんぼうやなあ~」

 保育園の散歩ではペアを組みます。ペアどうしで手をつなぐのです。この日は、手をつなぎたくない子がいました。すると、ペアの相手は「あまえんぼうやなあ~」と言いました。これは4歳児クラス。誕生日を迎えると5歳になります。必ずしも年齢で区切れませんが、集団生活における他者理解に個人差が目立つときです。他者理解に到達した子のセリフですね。甘えん坊ではなく、自分本位からまだ抜け出せないが真相でしょう。

=-= Letter 2 ¶ ひっつきむし

 「くっつきむし」と言っている人がいるかもしれません。あれって嫌ですね。4歳児と草むらに入ったら、防寒用に着込んだ生地にくっつき、どういうわけか下着の裏地まで入り込み泣きべそをかいていました。どうしたらいいのだろう。草むらに入らないのが予防策になるのだろうけれど……。

=-= Letter 3 ¶ 4+Nノート:なににしようかな~

 今回はアイデアが浮かびません。答えらしきものが何通りも浮かぶのがいいのです。そういう見方もあるのかあ~とうなづけたら合格です。たとえば、「点」をどう表現するか? 「●」では物足りないなあ。鉛筆をとがらせる、チクッとするぐらい。これなら、まあいいかな? ほかに何かアイデア、浮かびますか?

=-= Letter 4 ¶ フリーハイク もみじ+α 森林植物園

実施日:12月1日(日) 以下、省略

🍁紅葉は、なぜ美しいか。
 赤色や黄色に変化する葉っぱのしくみについては子どもの図鑑にも説明があります。葉に含まれる成分やその変化については、図鑑などにおまかせしましょう。わたしは、「老化(日焼け)」で説明しています。一本の木でも、空に近いところは日がよく当たります。木のなかほどは枝先と比較すれば、日陰になったりします。日焼けの程度が違うのですね。日焼けの仕上がりはグラデーションになります。一方、わたしたち人間は、木を下から見上げます。日光に照らされ、反射や透過で見栄えがより変化するというわけです。
 ところで、イチョウはグラデーションになりません、たぶん。日焼けでは説明が足りないのかもしれません。天に近いところは黄色くなりやすく、しかしながら、日当たりの悪い木や、幹の下のほうは、色づかず緑のままであったりします。
 サクラの紅葉もきれいし、ドングリの木も褐色に色づきます。葉っぱも老化するという視点で観察してみてください。紅葉も、そろそろ終わりですけれど……。

=-= Letter 5 ¶ 連載==「潮だまり」フリーテーマ・コラム

「あかちゃん」という主体──主体論その1

© 2025 ||||| YAMADA,Toshiyuki |||, All rights reserved.