||||| 死に筋退治、売り上げ確保。|||

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 アイデアが浮かぶと、さっそく実践したくなる。思いつきで、あれやこれやに飛びつくと批判を買うことになる。そんな失敗は、わたしのためにあるのかもしれない。若いときはそうだった。ヒントブックスを始めた頃、即ち1984年頃に覚えたことは、「死に筋退治、売り上げ確保」。コンビニの売り方らしい。そのように学んだ記憶がある。売り場を整理することが、先行されなければならない。
 少しでも売れたものは、(売れるかもしれない)と思ってしまう。片付けと同じことだ。1年以内に再び使わないものは潔く片付けたほうがよい。つまり、「死に筋退治」はことのほかむずかしい。

 遡ること3か月前、自治会長の役が当たってしまった。今までは他人事(ひとごと)だった。任期の1年、やるしかないなあと腹をくくった。それで、「死に筋退治、売り上げ確保」を思い出したというワケ。
 輪番制の地縁組織は「例年通り」を繰り返している。引き継ぎの文書類を整理していると、やる気が失せるほどに創意工夫がない。自治会役員は、わたしを含め、高齢者ばかり。慣れない役目だから例年通りなのだろうと思っていると、上部組織(?)と思われがちな連合組織も同じにおいがする。住民それぞれ、かつては、職場でそれなりの地位に就き、業務上は成果をあげていただろうと推測するが、地縁の役割となると、辛抱すれば任務終了ということになる。自らを「死に筋退治」していることになる。
 だから、わたしは、せっせせっせと、引き継ぎ書類に目を通し、松本清張のように推理ばかりしている。それだけで、任期が終わりそうだ。懸命になりすぎると、(もう一年、やって!)と言われそうで加減をしないとイカンのかもしれないが、死に筋退治をしないと自治会が存続しないかもしれない。ああ、どうしよう……。

2025.6.16記す

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