野外体験活動保育の実際とその評価

(乳幼児)「体験」+「活動」=「学習」(学齢児)

── と、考えてよいだろう。活動は体験とセットで意味を為す。ここを確認すると、では、何を・どう実践(体験)していくのかということになる。私は「野外」における活動をメインにしてきたから「野外体験」と冠しているが、野外は必須ではなく一つの模範にすぎない。

 この写真は野外ではなく「園庭」で撮影されている。詳細は下記リンクを見ていただきたい。

(参考)K保育園(横浜)の園庭を写真で読みとる

 ところで、体験活動に何を求めればよいのだろうか。よりどころの一つになるのは、レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー The Sense of Wonder』だ。
 次に、比較的容易にできることがある。下記のリンクを参照。

(参考)目線の高さで飛び降りる5歳児

 J・ギブソン(アメリカ 1904-1979)は、アフォーダンス affordance という概念を考案した。喩えとして適切でないかもしれないが ── 飛行機、これが編隊を組むとき、並行して飛行するとき機体同士の距離・高度差は訓練で身につけるという。視覚では、地上のように測る基準がないからだ。
 一方、幼児が道を歩いているとき、彼らは段差を見つけると、そこへ踏み込む。「危ないからやめてよ」と、おとなの声が聞こえてきそうだ。地表面を基準に、乳児は段差を感じとる。アフォーダンス理論がここに表れている。J・ギブソンは知覚心理学を創設した。幼児が段差になぜ導かれるか?は、アフォーダンスで説明できそうだ。子どもの発達理解のために、アフォーダンス理論をもっと取り入れては、と提案したい。

 このことと関連する・しないは不明だが、おとなはものごとを考えるとき視線を斜め上方に向けることが知られている。だが、子どもは違う。子どもはうつむき加減で考えている。思考のとき視線が上向きになるのは、いつからだろう。小学5,6年生は上向きになっているのではないかと私は仮説している。目線が下向きの動画などを以下に掲げる。

 山道を歩くと、飛び石を渡ったり、階段道があったり、段差がふつうで平坦な道は少ない。だから、幼児は山道を楽しいと感じるのだろうか。

2021.1.6記す