||||| 危険回避:下見をおろそかにしない |||

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 危険を警告されるにしても、的確な指摘があると参考になると思う。幼児の活動可能な範囲では〈スズメバチ〉が最もリスクが大きいだろう。それも9~11月の時期で、他のシーズンはリスクが少ない。となれば、スズメバチを同定できるよう形態や生態を知る必要がある。
 マムシは「こわい」とよく言われる。マムシに対しては、極めて接近した場合に危険で、それも踏みつけたり、潜んでいる石や岩を取り除いたときに襲われるなど、つまり至近距離に限られる。幼児の行動でそのような危険に遭遇することは想定しにくい。勝手に草むらに入らないとさせるだけで回避できる。
 動物に出会うことの危険よりも、溝に落ちたり、川・池などでの水難事故に遭うリスクのほうが大きいだろう。子どもの用心深さでもって、落ちそうな「土の道」の端は歩かないが、コンクリートで固められた道の端が断崖であっても、そこは歩いてしまう。友達とすれ違うなどで衝突し暗転と化す。
 気づきにくいが、背負う荷物の重さ、つまり、リュックサック重量を軽くして身軽にしておくことが肝要だ。2500グラムを限度とするのがよいだろう。
 危険回避で最も有効な対策は、目的地の下見とそれに基づいた活動計画だ。面倒がらず下見と計画をおろそかにしないことだ。

(参考)野外活動で危険を回避するには

2021.1.8記す

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