[考えてみよう] サギたちのねぐら

うわーっ、まっ白!
ここは兵庫県立明石公園の堀です。
まっ白にしたのは野鳥サギの仲間たち。

この林の中に隠れて休んでいるのはゴイサギです。2015.2.20 午後2時半頃。ゴイサギはこうして昼間は休み、夜に活動します。休んでいるあいだに糞(ふん)をします。糞は白い色をしています。まっ白になっている上の場所ではゴイサギやそのほかのサギがいなかったので、この場所はもう放棄したのかもしれません。こうしてサギ類は集団で休むので、ねぐらにした場所は糞で白くなってしまうのです。

ここで、考えてみましょう。
集団で棲(す)むから全体に白くなるだろう、ということは想像できます。白くなっている所がねぐらだということもわかります。ところが、その全体の白い中に、緑色つまり糞がかかっていないところがあり、さらに、その緑色の中に白色が目立つ所(黄色の丸印)があります。全体が白い所でも、注意深く見ると、所々緑色の塊(かたまり)もあります。たくさんの鳥が糞をするのだから、一様に白くなってもよいはずなのに、なぜこのように「まばらに」なるのでしょう?

保育園でも、幼稚園でも、小学校でも、そこにお友達がたくさんいても、すわる椅子(いす)は決まっています。もしかしたら、わたしたち人間には見分けがつけられないけれど、たくさんいる鳥たちそれぞれの、とまる木や枝が決まっているのかも……。休むところ、寝るところに、お気に入りがあるということなのかもしれません。これは答えではありません。筆者も不思議だなあと思って、想像し、考えたことです。

2019.5.31記す