可能性を限りなく… 子どもに夢を!
=-= Letter 1 ¶(幼児との)約束は必ず守る。守れない約束はしない。
私の、子育ての初めは30代だ。生まれたばかりの子を抱いたその感触というか、軽さを忘れられない。そのとき、同時とは言わないけれど、「(幼児との)約束は必ず守る。守れない約束はしない。」と誓った。子どもとの約束は破ってはいけないと思った。そのとき、すでに、小学生の低学年や幼児との体験活動は十分にしていたから、そこから得た知見かもしれない。この誓いは絶対だった。
※「つぶやき」小片に、順次 説明をつけています。
=-= Letter 2 ¶ 横尾忠則(よこお・ただのり)現代美術館
映画とか美術館とか、ぼんやり、たまに観たく・行きたくなる。映画は、テーマを観たいというよりも劇場の席に座りたい。場内が暗くなる2時間ほどが好き。美術館も行きたい理由は同じだが、こちらはすぐに釘付けになる。1枚観たから、はい次、というわけにいかない。横尾忠則のそれもそうだった。釘付け度はきつかった。作品がすごいというより、発想に惹かれた。
額縁を一つ一つ観ているだけでも時間がかかっているのだが、鑑賞しているあいだじゅう、金属音が展示場を〈こだま〉している。観ていると、カン~~、カン~~と不規則に。気にかかるほど大きな音。どこからしているのだろう?と不思議だった。長時間その部屋に居て、やっと終わって次へ進もうと思ったら、職員に声をかけられ「こちらの小部屋もどうぞ」と案内されて入ったら金属音の正体判明。涅槃図を横尾忠則が描き、そこで悪戯?していたのだ。
その小部屋を出て、トイレに行った。トイレに入るドアを開けたとき仕掛けがしてあるのか?と思い、見回したけれどフツーだった。流す水が金属音とダブった。何もかもが変になった。思考の自由をまたひとつ体験させてもらった。
長いけれど、もう一つ。4階には幅1メートルほどの人が交叉できない通路に、足もと・天井・左右の壁、びっしりデザインされた壁画?
片方の壁面には「鍵穴」が間隔をあけて並んでいる。これはデザインだろうと思った。もう一つの壁面にも「鍵穴」があり、その列に、ノブ付きドアがあり「関係者以外立入禁止」の張り紙も。そのドアから若い男女1組が出てきた。通り去った後、おそるおそる私はドアノブに触れ少し押し下げてみた。動かない。ホテルのような自動ロックだろうか。それとも、もう少し力を加えないといけないのかな? 係の女性に訊ねると「すみません。事務室なんです」と。
ついでに、もう一つ。同じ4階に休憩室があり。ガラス貼り越しに六甲山(摩耶山)や動物園が見える。この実景を遮断して邪魔するように横尾忠則が撮影したと推測される写真がデザインされている。見たことある感満載。どこまでも表現してやろうという気概をいっぱい感じた。
※美術館は、王子動物園の向かい、やや東寄り。
=-= Letter 3 ¶ 帆塾例会
※既報と同じ。3月28日、雨降りだったので、4月4日(日)
行く先:あわじ花さじき ※なんですが、気象情報では、雨降り確実なので、今回は残念ですが、 中止にします。万一降らなくても中止です。
次回は、5月16日(日)稲美町の「むぎ畑」へ。詳細は後日に。
=-= Letter 4 ¶ 連載:擬育(育てるは似せること)
- 次の配信は、4月15日を予定しています。
- 発行人: 山田利行(帆塾主宰)
- e-mail: yamada-toshiyuki@19san.com