豊か 幸せ 満たされる
=-= Letter 1 ¶ 目に注射
心配をかけてしまうと困るのですが、目に注射をするという体験をしました。眼底に黄斑という大切な部分があって、その付近に出血とむくみがみつかったのです。放置すると視力低下になるということで、レーザー治療や注射による処方となりました。ちょっとドキドキでしたが、好奇心もありました。麻酔薬を含んだ目薬をして眼球に。「チカッとしますよ」と医師の呼びかけがあり、アッという間に終わりました。ワクチン接種と同等。注入後は液体がゆらゆらと見えていました(翌日の朝には消えていました) 経過をみて追加の注射はあるかもしれないということです。参考のために「アイリーア硝子体内注射」といいます。
=-= Letter 2 ¶ 手すり効果
階段の手すり、エスカレータの手すりに手を置くとホッとするトシになりました。
//階段を下りる時でも、手すりを持つということがとても大事なのだが、それは手すりが私を物理的に安全に支えてくれるということではない。大事なのは、手すりがくれる「情報」で、それは手すりと自分の距離感なのである。// 山田規畝子『壊れた脳 生存する知』p289
山田規畝子は3度も脳出血に遭ってしまった外科医。リハビリに取り組み、著作や講演などを行っている。
//手すりに触っていることで、私は階段と自分との関係をつかむことができるのだ。そして、それが体重をかけられるほどのしっかりした手すりなら、あとは全く足元を見なくても、「記憶の中の私」が、「階段を下りるってこんな感じよ」と、身体の感覚だけである程度やってくれる。//
ここまで読んで、ふと幼児と手をつないで歩く場面が浮かびました。私の手は「手すり」だったのだ! 他者との距離感(=主体性の確保)を、無自覚ながらも幼児はつかもうとしているのでしょう。
=-= Letter 3 ¶ 帆塾例会
10月23日(日曜日)に、アサギマダラという海を渡る蝶に出会えることを期待して、摩耶山頂を候補に出かけようかと思っています。摩耶山の場合は、ケーブルカーとロープウェイを乗り継ぐので、大変な山登りには ならないと思います。
=-= Letter 4 ¶ 連載==「豊かさ」を問う 連続思考(18)
- 次の配信は、10月1日を予定しています。
- 発行人: 山田利行(帆塾主宰)
- e-mail: yamada-toshiyuki@19san.com