
カラスノエンドウ 花期は 3~5月上旬 実は 4~5月
上ではなく、下方の太った硬い実を探してみましょう。
A からすのえんどう 烏野豌豆 | B スズメノエンドウ | C カスマグサ

似た仲間は ABC の3つ。豆が入っている鞘(さや)の長さが違います。Bスズメノエンドウの豆粒は2個。Aカラスノエンドウの豆粒はたくさん(8~10個ぐらいかな)です。カスマグサの名前は、AとBの先頭の音をとり、「カ」と「ス」とそしてその間「マ」から成り、豆の数もカとスの間で5個程度です。
だれでも鳴らせる(4歳児も鳴らせる)ぴーぴーまめ

- えらぶ
- 根っ子に近いところで、太くて硬くなった鞘(さや)をさがす。
- 黄色くなったくらいが、作りやすく、鳴らしやすい。
- つくる
- 鞘を、ちぎり採ったもとの(ガクのある)ほう(A)を、爪またはハサミで裂く。
- ちぎったところ(A)から先(B)に向かって鞘を裂く(開く)。
- 鞘の元Aから先Bまでカーブになっているほうを裂く。
- 元から先まで、横に破れないように裂く。
- この裂く作業が一番手間かな? 指先の作業が知的!
- 鞘の元Aから先Bまでカーブになっているほうを裂く。
- 豆をきれいに取り去る。
- よくしごいて、ツルツルきれいにする。
- ならす
- 鞘の先Bを口にくわえる。
- できるだけたくさんくわえ、もとの部分A(開口部)を少しだけ外にだす。
- さあ、あとは、吹いて慣らすだけ……。
- 【挑戦】一度に、2本、3本くわえてみましょう。
- 鞘の先Bを口にくわえる。
鳴りやすいお得意の笛をおとながつくり、4歳、5歳の、子どもの口にくわえさせるだけでも鳴ります。
おとなは、少しの練習で作れます。〈完成した笛〉を、鳴るかどうか、おとなが試しで吹くことなく、直接 子どもの口にくわえさせられるので”衛生的”です。


ならす

先Bをくわえ、Aを”少しだけ”出します。吹き出す息で飛び出さないように唇で押さえることになりますが、押さえる力をやや強くすることで慣らしやすくなります。
ほぼ全部を口の中に入れ、Aの先端だけをわずかに出して、唇で操作することで大きな音が出やすくなります。
幼児はツバでべとべとにしてしまいがちです。すると鳴りにくくなります。ハンカチなどでふきとると再び鳴ります。
「からすのえんどう」名前の由来
実は熟すと、カラスのように、真っ黒になります。だから、だそうです。
「烏の豌豆」ではなく、「烏野豌豆」です。野豌豆に、いろいろあるということですね。


2020.5.15記す