子どもが、子育てが、まちをつくる

大原幽学

大原幽学(ゆうがく)は、房総の農村で、経済指導と教化とによって、理想的な村づくりにとりくんでいた。これらは、農村の現実に着目し、家の改善にとどまらず、地域の改革をすすめ、地域ぐるみの子育てを構想するものであり、開物興産の思想が、村々につづいた子育ての習俗と結合しながら、子育ての新しい思想・制度・方法を生みだす可能性も、ここに芽生えていたといえよう。問題は、これが近代に継承されたかどうかである。

山住正己ほか編注『子育ての書Ⅰ』(東洋文庫 平凡社 1976年)p42

  • 大原幽学:生年1797~没年1858
  • 近代とは明治以降のこと

2021.7.4Rewrite
2021.2.16記す

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